峠インプレッション

芦ノ湖スカイラインを何往復もしてみた感想を書き記しておく。

峠を楽しく攻めるには、１速から３速で十分。
とにかく登りを力任せにグイグイ攻めるのが面白い！
ほぼ全域トルクに溢れていて、
軽く開けてやるだけで勾配を無視するように駆け上がって行く。
タコメータの針が一気に上がるのを見ながら
コーナー手前でガツン！とフルブレーキ！
リヤは結構すぐABSが効くが、
フロントはかなり一気に握りこまないとABSは作動しない。
試しにやってみると、タイヤが少し鳴りながらガツ、ガツ、と反応するが、
素人でも実にたやすく、不安無く使いこなせる感じだ。

コーナーで一気にシフトダウンしても、
スリッパークラッチのお陰か、リヤタイヤが鳴ったりホッピングすることもない。
先代VMAXでは結構すぐにタイヤが鳴っていたもんだが…。
エンジンブレーキすらコントローラブルな感じを受けた。

そして、ブレーキングしたら一気にバンク！
この辺の挙動も実に素直で、車重を全く感じさせない。
まさに思い通りにライン取りできて、
切り返しもスパッ！と決まる。
自分の腕が上がったのではないかと錯覚する程だ（笑）

VMAXのコーナリングで最も楽しいのはここからの加速だ。

バンクした状態から一気にスロットルを開けて行くと、
下方向に重力がかかるように沈み込みながら加速し、
そして跳ね上がるようにブッ飛んで行く！
その間、怒涛のＶ４サウンドのＢＧＭ付きだからもう気分は最高だ。

この時の「咆哮」が実に官能的な音なのだ！

それが病み付きになって、ひたすら曲がって、加速して、を繰り返す…。

決して馬鹿みたいにスピードを出している訳でもないのに、実に楽しい！
誰でも安全に、心地良い走りを堪能できる
…それってかなりスゴイことなのではないだろうか？

いやはや、なんともクセになるバイクだ…。
いい歳してこんなに夢中になれるものは、
多分そうは無いように思われる。

これは…感動的だ…。


さて、ＧＰＳトラッキングの方は、残念ながら都合により既に配信を終了した。

何故なら……、ＧＰＳ発信役のカメラマンも
「付き合いきれない…」と、先に帰ってしまったからだ（笑）

とはいえ、まだ昼過ぎだ。
ガソリンが空に近いので、一旦給油して
もう少し…走ってみようか…。